SIMロック解除に関する最近の議論

SIMロック解除に関する最近の議論について疑問に感じることがあります。

iモードなどキャリアごとのサービスがあるから解除しても恩恵を受けられるユーザーは少ないからSIMロック解除には意味がない、と言った論調を最近見かけるのですが、僕には??です。キャリアのサービスが必要な人にはSIMロック付きの端末を売り、縛りの契約期間が終われば求めに応じてSIMロックを解除する。サービスは必要ないけど端末を使いたいと言う人にはSIMフリー端末を売る。これで問題ないのでは?

ユーザーに恩恵があるかないかを決めるのはユーザー側であって、売る側ではないと思うのです。言い換えればキャリア主導の垂直統合モデルがユーザーに有益だからこれを壊す構造は悪であるとキャリア側に言われているような気がしてユーザー不在の気がします。

すべての端末にSIMロック解除を義務づけたら端末が高くなる、と言うのも変。契約で2年掛けて本体価格をキャッシュバックする方式、つまり今の方式と実質同じにすれば良いのでは?途中解約した人には違約金の支払いを決めておけば何の問題もないのでは?
自分の勘違いかもしれないけど、ちょっと違和感を感じてしまいます。

キャリアはネットワークに対する信頼性の確保が問題だと言っているみたいだけど、完全にSIMロックフリーな香港やタイは現状でそんな問題があるなんて聞いたことがない。香港・タイにできて日本にはできないのかな?それとも香港・タイは問題が起きてるけど気にしてないだけなのかな?
つまりキャリアの抵抗にしか聞こえないわけです。むしろキャリアにしてみれば端末に対して開発費を投じる必要なく、保証を行う必要もなく回線契約が増えれば一石三鳥だと思うのですが。

特にソフトバンクの言い分は僕には理解できません。総務省の副大臣の言うことの方がよほどまともだと思います(残念ながら日本のメーカーは一部消えるでしょうけど)。そういうことに対する抗議も含めてソフトバンクをやめた面もあります。

私としてはSIMロック解除されようがされまいがSIMロックの掛かっていない端末に対してSIM(通話、データ定額通信可のもの)を提供してくれるだけで構わないのが本音ですが・・・今回のb-mobileSIMがその突破口になってくれることを期待しています!

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